連載第2回 |
様々な人たちが想像や創造する現場を訪れ紹介していきます。 back number 第1回 Chim↑Pom展『REAL TIME』 第2回 名和晃平―シンセシス 第3回 舞台芸術の現場(1) やなぎみわ演劇プロジェクト 第1部『1924 Tokyo-Berlin』 |
2011.08.10 名和晃平―シンセシス 名和晃平「PixCell-Double Bambi」2011年 全身を透明の球体で覆われた剥製のバンビ。さまざまな大きさの粒が子鹿の身体から溢れ出しているようにも見える。子鹿は2匹いて後ろのは少し上に位置し、さらに上へ浮かんでいきそうだ。 名和晃平『POLYGON』2010年、2011年 巨大な立体作品を見上げながら、小人になった気分で悠々散歩。中世の彫刻、リモコンを持つ少女、鹿などモチーフについて考えながら歩いていると、先ほどの作品同様、すべて2点以上制作されていることに気づく。ただ、こちらは意図するところが少し違うようだ。 2011年6月29日『名和晃平―シンセシス』東京都現代美術館にて 名和晃平(なわこうへい) 彫刻家。京都造形芸術大学准教授。 1975年、大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。98年に英国王立美術院(RCA)に交換留学。キリンアートアワード2003にて奨励賞受賞。個展に『GUSH』(SCAI THE BATHHOUSE、2006)、『AIR』(ノマル・プロジェクトスペース、大阪、06)、『L_B_S』(メゾンエルメス、東京、09)など。第3回バレンシア・ビエンナーレ(05)など国際展への参加多数。第14回『アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ』(10)では最優秀賞を受賞。 |